大田区の町工場を知り尽くす「おおたオープンファクトリー」に行ってきた vol.2

11月25日(土)に参加した「おおたオープンファクトリー」レポートの続きです。

3000以上あるという大田区の町工場を見学できるイベント「おおたオープンファクトリー」。お腹を満たしたあとは、次なる目的地に向かいます。



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見学した工場③ 栄商金属 株式会社

「栄商金属」は、1962年に創業。もともとは金属素材や電線素材など、次々に開発される新素材をニーズに合わせて加工・納品する業態を取っていたそうです。

当時は、新素材の開発に加工技術が追いつかず、高い技術を持つ周辺の町工場と連携しながら試行錯誤で加工法を開拓し、顧客の要望に応えていたそうです。

そんな経験とノウハウを活かし、現在では「ものづくりコーディネート」という業務も行なっているとのこと。豊富なネットワークにより、顧客の幅広いニーズに応える「ものづくり」をサポートしているそうです。

とっても親切に説明していただいたのに、お名前わからず。名札つけてほしい〜

3Dスキャナーを使って製品(現物)から図面を製作するサービス(リバースエンジニアリング)や、3Dプリンタを活用したスピーディな試作品製作(ラピッドプロトタイピング)なども請け負っているとか。

また、栄商金属では、製造メーカーなどを顧客とする「検査屋」のお仕事もしているそうです。メーカーなどが海外の工場で作った製品が、きちんと図面どおりに作られているかどうか、画像測定やラインレーザーを用いた測定法で検査するんだそうです。また、製品の材料にきちんと指定どおりのものが使われているか、異物混入がないか等の分析業務もしているとのこと。ふむふむ。

息子は鋳物で作られた車(ヘッドライトが点灯する仕様)に夢中でしたw

見学した工場④ 新妻精機 株式会社

次にうかがったのは、複雑な形状や非常に薄い素材など、難易度の高い精密切削技術で信頼を集める「新妻精機」。医療、航空、宇宙、自動車から家電まで、幅広い分野の開発試作部品の製造を担う「試作のプロフェッショナル」です。現在は、東京本社をはじめ、国内に3拠点を展開しています。

新妻精機は、いちはやく5軸制御縦型マシニングセンタというすごい機械を導入したといいます。マシニングセンタなんて、43年間生きてきて一度も聞いたことない単語だよ。いったいどんなものかもわからないけれど、調べたところ「目的に合わせてフライス削り、中ぐり、穴あけ、ねじ立てなどの異種の加工を1台で行うことができる数値制御工作機械」だそうです。ほへー!

こちらは新妻精機が作っている製品の一部。本当はもっとすごい製品の展示もあったんだけど、企業秘密ということで、ぜんぶ撮影不可。残念。。。

興味がある方は、ぜひ次回のオープンファクトリーで訪問してみてください!

見学した工場⑤ イワサキ・ビーアイ

イワサキ・ビーアイ」は、飲食店向けに食品サンプルを受注製造している企業。創業は昭和7年(1932年)。100年以上つづく老舗企業なんですね。

現在は、食品サンプルのみならず、メニューや看板、販促物、サプライ商品などトータルに飲食店のPRをサポートするコーディネート事業も手がけているそうです。

ここでも食品サンプル作りの体験ワークショップがあったのですが、大人気で即満席だったらしく、息子はまたもや参加できず。無念……と、そんな気配を察したイワサキ・ビーアイの方が、サンプルの実演を特別に見せてくださいましたー!

動画の中でも教えてくれていますが、ロウを使ったサンプル作りは30年前のやり方で、今はほとんど行われていないそうです。現在は、より耐久性のあるビニール樹脂で作るのが主流とのことです。

ワークショップではこういうのが作れたらしい。やりたかったなあ。残念。

いずれにしても、わざわざ実演してくださってありがとうございました〜。

見学した工場⑥ 有限会社 多摩川鈑金工業所

次は、精密鈑金を専門に手がける「多摩川鈑金工業所」。ここではロボット部品や観測装置部品を作っているそうです。

工場の奥では、じゃんけんロボットと勝負することができました。

じゃんけんロボット、動きがめっちゃスローで、かなり後出し風味だったんですけど、息子に負けてたw

もっといろいろお話聞きたかったんですが、じゃんけんロボット待ちの長蛇の列ができていたので諦めました。

見学した工場⑦ 株式会社 室賀シボリ

お次は、ヘラ絞り加工を駆使した金型製作で、試作から量産まで対応する「室賀シボリ」。

ヘラ絞り加工とは、平面状や円筒状の金属板を高速回転させ、そこに金属棒(ヘラ)を押し当てることによって自在に成形・加工する手法のこと。熟練の職人さんたちによる繊細な力加減によって、非常に高いレベルでの精度を維持しているんだそうで、機械では再現が難しいんだそうです。

扱う素材はステンレスや鉄、アルミ、銅のほか、チタンなどの特殊金属にも対応しているそうです。取引先も照明器具や鍋といった日用品から、航空・宇宙関連の特殊部品まで幅広い、というか幅広すぎ!

実演してくれた職人さんが、うちの息子に「やってみる?」と声がけしてくれたおかげで、ヘラ絞り加工が体験できることに。さっそく作業着に着替え、ヘラ絞りに挑戦です。

最初はへっぴり腰で手もガクガクしてましたが、職人さんのサポートでなんとかヘラ絞りらしきことはできたっぽい。

「どうだった?」と聞いたら「ものっっっっっっっっっすごい力が要るんだよこれ……両腕ガクガクだよ……」と息子。

最後は、作った作品(小型の鉢)をプレゼントしてもらいました。ありがとうございます!!!

またまた長くなってしまったので、レポート第3弾 に続きます〜

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