私たちが留学先をフィリピンに決めたわけ

私たちが海外移住やデュアルライフについて興味を覚えたのは、たしか2011年5月ぐらいだったと思います。



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「海外暮らしできるのはセレブだけ」という思い込み

生々しい震災の記憶、続く余震、収束がみえない原発など、その頃は、つねに得体の知れない不安感が生活を覆っていました。さらに夫が体調を崩し、手術→1週間絶対安静を言い渡されるなど、個人的にも大きなダメージを受けた時期でもありました。

そんなとき、縁あってとある媒体で海外移住に関するコラム執筆を担当することになり、急遽、タイ・チェンマイと日本を行き来している知人に話を聞かせてもらうことになったのです。そのとき彼から聞いた話は、私にとってまさに衝撃でした。

「タイでは1LDKのそこそこの中古マンションが200万ぐらいで買える」
「節約すれば月に10万円以内で余裕で暮らせる」
「現地には英語の語学学校もあるので安く英語が学べる」

それまで、海外に住む→欧米に住む→生活コスト高い→無理! と勝手に信じていた思い込みが氷解した瞬間でした。さらに、さまざまなロングステイヤー、デュアルステイヤーたち(主にアジア圏)への取材を続けるにつれ、自分の中で「私ももしかすると海外に、アジアに住めるかもしれない」という思いは、どんどん確信へと変わって行きました。

海外暮らしを相談するも、夫は興味ゼロ

「海外で暮らしてみたい」という思いをはじめて夫に打ち明けたとき、彼は私の話を全力で聞き流すかのように、パソコンに向かったままマウスをクルクルいじっていました。要するに興味ゼロ。

そんな夫が海外移住に対して前向きに考えるようになった経緯はまた別の機会にあらためるとして、ここではなぜ渡航地を「セブ島(フィリピン)」に定めたのかを簡単に説明します。

海外で暮らす場合、最低限必要なものとは何だろうか。

そう考えたとき、やはり真っ先に思い浮かんだのは「英語力」でした。

もちろん、英語が話せなくても独り身であれば身振り手振りで乗り切ることも可能でしょう。ただ、私たちには小さな子供がいるわけです。万一、予想外のトラブルや病気に遭遇したとき、身振り手振りで乗り切れるのか? いやー無理。絶対無理!

私の英語力は文字通り「中学生レベル」で、たとえば英語で何か例文作れ、と言われても「Tom is taller than you.」ぐらいしか浮かんでこないし、夫に至っては「dream」の綴りをうっかり「dreem」と書いてしまう前科があるぐらいで、もはや「中学生レベル」も怪しいのが実情だ。

まさに「海外移住」なんて夢を語る資格すらない2人。ならば、最初のステップは「語学留学」が妥当なのではないか。そこで最初の渡航地は「英語が学べる所」という観点で選ぶことになりました。

当初、候補にあがったのは、知人の暮らすチェンマイ(タイ)、バリ島(インドネシア)、クアラルンプール(マレーシア)、シンガポール、香港などでした。

けれども、シンガポールと香港は生活コストが高いため却下。

バリ島は、長期ビザが取りにくいため却下。

残るチェンマイとKLについては最後まで悩んだものの、やはり英語が公用語ではないのと学校数が限られるため却下。

そんなとき、ダークホースとして候補に急浮上したのがセブ島でした。これはサムライバックパッカープロジェクトでおなじみの太田英基さんの著書『フィリピン「超」格安英語留学』を読んだのがきっかけ。

70年代生まれとしては、フィリピンというと若王子さん誘拐事件のことがまっさきに思い浮かんでしまい、どうしても「危険」というイメージが頭を離れなかったのですが、英語を話せるひとが世界で3番目に多いとか、セブ島はマニラとちがって治安が良好である等を知り、ふたたび目から鱗が落ちる思いでした。思い込みはいけませんね。

というわけで、結局セブ島に英語留学すると決めたのですが、その理由は以下の6つ。

(1)日本から近い(飛行機で約4時間半)
(2)公用語が英語
(3)物価が安い
(4)比較的、治安がいい
(5)医療体制もまあまあ整っている
(6)他のアジア諸国に比べて永住ビザのハードルが低い

という点が挙げられます。

最後に永住ビザが入っているのは、もし留学中に現地が気に入って「ここに住みたい!」と思った場合、すぐに移住ができるのはメリットだと思ったからです。

そんなわけで、フィリピンに行くことだけがとりあえず決まりました。それがたしか2011年7月のおわり頃。しかし、ホッと安心したのも束の間、そのあと私たちは留学する学校選びにものすごく苦労するはめになるのでした。。。

(つづく)

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