Yahoo! ニュース特集『出生率2.81――“子宝”日本一の島が大切にしてきたこと』

ウェブメディア「Yahoo! ニュース特集」で記事を書きました。

出生率2.81――“子宝”日本一の島が大切にしてきたこと

日本全体で急速な人口減少が予想される昨今、「地域の再生」は日本の喫緊の課題です。Yahoo! ニュース特集では、そんな日本の地方の現状や行政の取り組みを連載「地域のすがた」で伝えています。

今回の記事はその第2弾。鹿児島県徳之島の伊仙町を取り上げました。伊仙町は全国1位の出生率、じつに2.8という数を誇ります。島内には、4人、5人兄弟という子沢山の家庭がいくつもあります。実際、島で出会った人々の多くが「子どもは3人いて当たり前」と話していたのが印象的でした。



スポンサーリンク

子どもは集落や島全体の「宝」という価値観

取材をつづけてみると、なぜこの島でたくさん子どもが生まれているのか、少しずつ見えてきました。近所の人たちが子育てを手伝ってくれるから、というのはもちろんなのですが、それだけではない長い伝統と文化が関係しているんですね。

徳之島には「子は宝」という価値観が大切にされています。子どもは自分の家だけでなく、集落、そして島全体にとっての宝でもあるのです。

子だくさんについては、「あとさき考えずに産んでるだけだ」という辛辣な意見もあります。でも、実際に町民に話を聞くと、そんな簡単な話ではないことがわかります。

話をきいたとある男性は、三人の子どものために多額の教育ローンを組み、大学に通わせたと話してくれました。別の女性は、幼い三人の子どものために学資保険に加入し、パートをしながら家計を支えていました。

島の人びとは、子育ては簡単じゃないことを知ったうえで、たくさんの子を持つ喜びを選択している、そんな風に感じました。

原色に彩られた大自然とともに生きる

そして徳之島は、自然がほんとうに素晴らしかったです。ウミガメがそのへんをカジュアルに泳いでるくらい、どこまでも澄んだ海。力強く波線を描く白い雲。原色に彩られた大自然に包まれていると、瑣末な悩みを忘れ、生きる力が蘇ってくるような感覚を覚えました。

記事で紹介した、名付け祝いで歌われる徳之島民謡「島朝花」も、ぜひ聞いてみてください。歌っているのは、記事にも登場する徳島さんご夫妻です。

徳之島について詳しく知りたい方には、こちらの本もおすすめです。
徳之島を特集した雑誌は珍しいです。

スポンサーリンク

コメントを残す