日本に帰国してから、ずっと息子のプログラミング・スクールを探していたんですが、このたびレゴ®スクールで特別体験が開催されるとのことで行ってきました。
2020年から小学校でプログラミングが必修化されることもあり、今や乱立気味のプログラミング教室。我が家も、すでにいくつかの教室に体験に行ってます。
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今のところ、いずれも「お月謝が高め」「送迎が大変」「もっとガチなロボットを作りたい」という理由から、入学を保留中。。。もうちょっといろいろ検討したいということで、今回はレゴ大好きな息子の本命スクールの一つ「レゴ®スクール大井町」に行ってみました。
デンマーク本社のお墨付き! 日本唯一のレゴ社公認スクール
レゴ®スクールを運営する株式会社イマージュは、デンマークのレゴ本社の公認を受けた企業です。本業のソフトウェア開発の事業を通じてレゴ社と接点があり、信頼関係を築くうえでスクールの運営も任されるようになったそうです。
単にレゴ®ブロックを使った非公式の「お遊び」講座ではなく、デンマークで開発されたカリキュラムをレゴ社公認のもと教えているというのは、非常に信頼できます。
インストラクターは全員、レゴ社の定める研修を受けています。約3ヶ月間にわたり、子どもたちの発達と学びについて理解を深めながら、レゴ®ブロックの特性や特徴について学び、インストラクターとしての認定を受けてから現場に出るという徹底ぶりです。社内研修では、実際にデンマーク本社からトレーナーが来て、研修を受けることもあるそうですよ。
というわけで、やってきましたレゴ®スクール大井町。
↑ 受付には巨大なブロックの人形が。
明るいウェイティングスペース。内装デザインにもこだわりがあります。
今回、体験させてもらったのは、7〜8歳児が対象のカリキュラム「Code Creators(コードクリエイター)」です。かんたんなプログラミング・ツールとブロックを使いながら、問題解決を考えたり、想像したりしながらレッスンが展開していきます。
教材には、レゴ®️の「WeDo2.0」基本セットを使用します。
体験中は、残念ながら保護者は教室の外で待機しないといけないので、内容は体験後にインストラクターさんから説明してもらったことをまとめています。
「実社会の課題をプログラミングで解決する」というアプローチ
トライアルでは「ロボットアーム」をテーマにした授業を体験しました。
まずはブロックをいじる前に、ロボットアームが実社会でどのように使われているか、意見を出し合います。ただブロックを作って動かすだけではなく、プログラミングが実際の社会でどのように役立つのか、その意義や特性を理解した上でプログラム作業に入るのがすごく良いなあと思いました。
ドアの外から夢中で作業する息子を隠し撮り。
ウェイティングスペースの壁面には、作品も掲示されていました。また、この日は5年生のお兄さんたちのクラスも開講中で、彼らのレッスンの様子もちょっとだけ見れました。
けっこう本格的な作品を作っていてびっくり。ロボティクスの上級クラスになると、ロボットの国際大会なんかにも出場できるみたいですね。
国際大会は、もちろん英語が共通言語になるので、プレゼンのためにみんな自然に英語を覚えようとするそうです。ふむふむ。デンマーク本社とのつながりといい、そういうグローバルなネットワークがあるのは、やはり好印象ですよね。
体験を終えた息子も「これまで参加したどの体験レッスンよりも、いちばん面白かった。ここに通いたい!」と高らかに宣言するほど。心をガッチリ掴まれていました。
「レゴ®スクール大井町」のカリキュラムと料金
レゴ®スクールにはさまざまなコースがありますが、どれも通常は4月スタート、1年間で完結するカリキュラムになっています。
8歳の息子が受講するとしたら、今回体験したコース「コードクリエイター」か、マインドストームを使う2年間のコース「ワールド・ロボティクス」。これらは、どちらも月2回の講座で、年間レッスン数は24回。ちょっと比較してみましょう。
コース | Code Creators (コードクリエイター) |
Word of Robotics (ワールド・ロボティクス) |
対象年齢 | 7歳・8歳 | 8歳〜11歳 |
入学金 | 21,600円 | 21,600円 |
指定教材 | WeDo2.0基本セット 25,920円 ワークブック(24回分)5,400円 |
マインドストームEV3 57,283円 ワークブック(24回分)5,400円 |
月謝 | 13,500円 | 15,336円 |
レッスン時間 | 90分 | 90分 |
レッスン回数 | 24回/年 | 24回/年 |
初回合計 | 66,420円 | 99,619円 |
うーん。。高い。初期費用が高すぎる!!!
さあ困った。息子は「ここに通いたい」と迷いのない目でまっすぐに見つめてくる。でも我が家には、初期費用で10万円、そして月々1万5000円の月謝を払い、年間合計26万8315円 のお金を払う余裕はない!!!
あと、通うとなったら、大井町まで毎回送迎しないといけないという問題もあるわけで……。息子には悪いが、即決とはいかず、もうしばらく検討することに……。すまん息子。
ただ、名のあるロボットの国際大会は、だいたいマインドストームを使っています。ほかのスクールではマインドストームじゃないオリジナルの教材を使っているケースもあるので、やはり本家でしっかり学んでおくのがいいのかな〜という思いもあります。
あと、やはり大事だなあと思うのは、息子本人の「レゴでロボットを作りたい」という熱意なんですよ。息子のモチベーションは、プログラミングしてコードを書きたいんではなくて、レゴで作ったロボットを動かしてみたい、という方向。逆なんですよね。だから、そういう気持ちを尊重してあげたいな……と。アプローチは逆でも、最終的にプログラミングを覚えてくれれば結果オーライじゃないですか。
子どものうちからプログラミングを学ばせることの是非
子どもに早いうちからプログラミングとか英語を学ばせることを批判する意見もありますが、私としては「そうは言っても、この2つができなかったらマジやばい」と思ってます。
なぜなら、プログラミングと英語は、おそらく20年後の世界では識字力みたいな当たり前の能力になってる気がするからなんです。今の日本で「文字が読めない」と、就学とか就職とかの場面でものすごい機会が制限されてしまうのと同じような状況になってるんじゃないかと。
なので、いずれにしてもどこかのタイミングでプログラミング教室に通わせようとは思っています。そろそろ決めないとマズイんだけど、もうちょっと体験などもしてみるつもり。
ちなみに、レゴ®スクール大井町には、オリジナルのカリキュラムとして、10歳から通える「ロボティクス」というコースもあります。こちらは年間36回のレッスンで、月謝が14,000円。少しお安い。5年生まで待って、こちらに参加するのもいいかもしれません。
とにかく、懐事情と要相談ですわ。。
「レゴ®スクール大井町」のスクール情報
住所:〒140-0014 品川区大井1-49-15 アクセス大井町ビル1F
電話:03-6417-1415(スクール直通)
定休日:月曜日
アクセス:JR京浜東北線 大井町駅 徒歩1分、東急大井町線 大井町駅 徒歩3分
いつか通えますように。