Maker Faire Tokyo 2018 メイカーフェアに参加してきました

本日は息子のたっての希望で「Maker Faire Tokyo」@東京ビッグサイトに参加してきました。

プログラミングを勉強している「おおたFab」で、息子がメイカーフェアのチラシをもらってきたのが1ヶ月前。それ以来、「絶対に行きたい!」と心待ちにしていたイベント。すごい暑かったけど、家族3人で行ってきましたビッグサイト。

初参加だったので、どういう状況か知らず、お昼ぐらいにのんびり現地入りしたら駐車場がどこも満車。ことごとく満車。仕方なく、近くの別施設のパーキングに車を停めました。30分400円、打ち止め料金なし。高い!!! というわけで、車の場合は午前中に一番乗りするか、あきらめて公共交通機関で来るかにした方がいいと思います。



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ものづくりに取り組む約600組のチームが出展

灼熱の東京ビッグサイトに到着。

会場には、ギークっぽい人やアーティストっぽい人、親子連れや外国からのお客さんもたくさん来ていました。

最初に息子が心を奪われたのはこちらの作品。

八戸市立湊中学校の校長、馬渡教二さんの作品。流木にぜんまいや歯車などさまざまなアイテムが散りばめられ、ロープにつながった飾りがぜんまいの力で動く様子に釘付け。息子は、なぜか赤ちゃんの頃からヒモとかロープが大好きなんですよね。ヒモ状のものをみつけるとすかさずおもちゃにくくりつけて電灯のスイッチに吊るしたり、フックから吊るしたりしてひたすら遊んでる。そんな彼の琴線に触れるものがあったのでしょう。

タミヤのコーナーでは、パパといっしょに車の模型? を動かして満足そう。

以前取材した島影さんの「OTON GLASS」も出展していました。

台湾のメイカースペース「南科 AI_ROBOT 自造基地」のブースには、複数のチームの作品が展示されていました。こちらはCNC(コンピュータ数値制御)のプロジェクトのようです。なんか見覚えのある顔が……。

ほかにもダンボールで作ったピンボールマシンとか、小型基板Arduino(アルドゥイーノ)を使ったDIYドローンとかいろいろありました。

びっくりしたのは、台湾の子たちの語学力。ブースにいた女子大生っぽい子は、二人とも流暢な英語で作品を解説してくれました。また、日本に留学中で大学院編入を目指しているという男の子は、日本語ペラペラでびっくり。すごいなー。

こちらはドロイド・ビルダーズ・ジャパンのスターウォーズ・レプリカ・ドロイド。

本物にしか見えないハイクオリティな R2D2。何これどうやって作るの……?

スターウォーズのみなさんと記念撮影。撮影後、ベイダー卿はあまりの暑さに椅子の上でダウンしていました。着ぐるみの中の人、熱中症だいじょうぶなんだろうか。

こちらは木と鉄で作る原付3輪自動車。ホンダのカブをベースに、木材や鉄を使って車体を製作しているそう。

最高時速はおよそ50キロ。ナンバーを取得しているので、ふつうに公道を走れるみたいです。出展してた方はこれで通勤してるそうですよ。マジか。

「でもこれ、雨に降られたらどうするんですか」
「一巻の終わりですね」
「……」

いい意味で狂気を感じる。将来的には外装をかぶせて雨に濡れない仕様を目指しているそうです。

こちらはプレイステーション2にレーザーカッターで切り出した外装を被せて卓上アーケードゲームっぽく仕上げた、mono2qryさんの作品。

今回、唯一「お金出してでも欲しい」と思えたのがこれ。ちゃんと化粧仕上げしてたり、ビスが見えないように工夫してたり、アーケードゲームへのこだわりと愛情が感じられました。これ商品として売り出してくれないかな。権利関係とか難しそうだけど。

こちらは、機械内部の回路をショートさせ、本来とはちがった音を出す「サーキットベンディング」という現象を使って電子楽器を制作している谷浦朋文さんの作品。大量のゲームボーイがヘンな音を出す様子は圧巻です。

デイリーポータルZの展示が個人的にツボりすぎた

オルタナ系情報サイト「デイリーポータルZ」のブースでは、技術力の低い人がつくった自称・ロボットのコンペ「ヘボコン」をはじめ、世界でもっとも反発力の強い枕を目指した「猛反発まくら」など、実用性を無視した作品の数々に魅了されました。

たとえば、こちらの「顔が大きくなる箱」。

デイリーポータルでおなじみの林雄司さん、べつやくれいさんの写真も撮らせていただいた。じつは「webやぎの目」時代から林雄司さんのファンだ。まさかこんなところでご本人にお会いできるとは感慨深い。顔が大きくなってるけど。

脳みそ型ヘルメット。

「猛反発まくら」をデモンストレーションすると、こんな感じです。

ありあまる才能の、壮大な無駄遣いにしびれる。「社会の役に立つ」みたいな文脈から全力で逆走するスタイルは最高にロックで、感動しました。私もかくありたい。

日本のメイカー・ムーブメントの向かう先

半日では到底まわりきれなかった今回のメイカーフェア。600組もの出展者のうち、100も見れなかった気がします。

事前のリサーチ不足もあったけれど、基本的に息子が見たいところ優先で回ったので、私が見たかったフード&ファームゾーンとかはほとんど見れなかった。前を通って終わりだった。これは反省点。次回は効率よく回る方法を考えて参加しよう。

私は途中、別行動して、久保田晃弘さん×ドミニク・チェンさん×津田和俊さんによるパネルディスカッション「オルタナティブ・ライフ」を聞きにいってたんですが、それはまた別記事で

また、お世話になっている「おおたファブ」や、友人の林園子さんが参加している「ファブラボ品川」も出展していて、現地でいろいろお話できたのもうれしい時間でした。

一方、すこし課題を感じる部分もあったりします。ほんとうにユニークかつ素晴らしい作品のオンパレードで、みなさんのものづくりにかける情熱に圧倒されっぱなしだったのですが、「実用」というよりは、あくまでも「趣味」の領域のものが多い印象でした。

複数の出展者さんと話した際、みなさん「ビジネスとしては利益がでないので趣味です」という方が多かったんですね。レーザーカッターなどのファブ機材を使うにしても、やっぱり量をつくるとなると、それなりのコストがかかる。ITサービスと違って、物理的なモノとして製品をつくるハードウェアは、そこらへんが事業としてスケールする場合のハードルになってるのかなと思いました。

せっかくのメイカームーブメントが、小さいトレンドにとどまってしまうのは非常にもったいないなあと率直に思います。事業化を前提に、もっと政府とかVCとかからの継続的支援が充実すれば、イノベーティブな製品がバンバン生まれる気もします。メイカームーブメント以降に世に出て、社会にインパクトを与える規模感でものすごく成功しているハードウェアスタートアップってあるのかな?

ほしいものを、誰もが自分でつくれる社会の実現は、ほんとうに素晴らしいと思います。そういうパーソナルファブの文脈と並行して、世界中の人がびっくりするような新しい製品が日本からどんどん生まれる土壌がもっと育っていったら、さらに素敵だなあと思いました。

出展者のみなさん、ほんとうにおつかれさまでした。そして楽しい時間をありがとうございました。

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